ヘルニア倶楽部

コラム鼠径ヘルニアになりやすい職業

 成人の鼠径(そけい)ヘルニアは、小児と同じように先天的な要因で起こる場合もありますが、一般的には年齢を重ねるとともに太もものつけねの部分(鼠径部)にある筋膜などの組織が弱くなることに伴って起こる病気です。そして、40代以上の方では鼠径ヘルニアの発病に職業が関係していることが報告されています。その理由としては、鼠径部の筋膜が弱くなったところに腹圧がかかることによって鼠径ヘルニアが発症しやすくなることが考えられています。

 引っ越しや工場などで重たい物を持ち上げたり運搬したりする職業の方、営業で外回りや接客で立ち仕事をされている方、フライトアテンダントの方なども要注意です。また、トランペットなど吹奏楽器の演奏者や、サッカーなどのスポーツ選手も予備軍と言えるでしょう。

鼠径ヘルニアになりやすい職業

・ 重たいものを持ち上げたり、運んだりする仕事
・ 立ち仕事

鼠径ヘルニア(脱腸)になりやすい職業イメージ

鼠径ヘルニアに打ち勝ったロングシュート

鼠径ヘルニア(脱腸)に打ち勝ったロングシュート

 最近、スポーツ選手にも鼠径ヘルニアを発症することが知られてきました。特に、「走りながら瞬発的にボールを蹴る」といった動作をするサッカー選手などでみられるようです。2007年末、ワールドカップ・スイス代表のフォンランテン選手が鼠径ヘルニア手術を行ったとの報道がありました。ただ、ケガにより本大会には出場していないそうですが、早く治って活躍してほしいですね。


メディ助|鼠径ヘルニア,腹壁ヘルニア