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鼠径ヘルニアの治療 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術について

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テレビモニターを見ながら手術する

テレビモニタを見ながら行う腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術法

鼠径ヘルニアの手術法の一つに、腹腔鏡(細い管の先端にカメラが付いた手術器具)を使用して手術を行う腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術法があります。1980年代に海外で行われ始めた手術法で、日本でもこの手術を行う病院が徐々に増加しています。鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術は、厚生労働省の資料から2007年では約6,200例と推定されています。
腹腔鏡下手術では、従来から行われているお腹を切開する開腹手術(オープン法)と異なり、まずお腹に3mmから5mmの小さな穴を3ヵ所程度あけます。そのうちの1つの穴から腹腔鏡を入れてお腹の中を映します。その像をテレビモニタで観察してヘルニアの場所を見つけ、別の穴から入れた手術器具を外科医が操作して患部の治療をします。

※2008年DPCデータより 弊社推計

腹腔鏡下手術の利点

腹腔鏡下手術では、お腹に3mmから5mmの小さな穴を3ヵ所程度あけます

  • 傷あとが小さく痛みが少ない。(開腹手術では5cm程度)
  • 入院期間が短い。(1日から3日程度)
  • 日常生活に早く戻れる。
  • ヘルニア発生部位が左右の2ケ所にあっても同時に治療できる。
  • お腹の中(腹腔内)を観察しながら手術を行うので、症状が出ていない小さなヘルニアの見落としが少ない。

腹腔鏡下手術のデメリット

  • 必ず全身麻酔で行う必要がある。
  • 開腹手術と比較すると手術時間が長くかかる。
  • 費用が開腹手術と比較すると高くなる。
  • 回復手術と比較すると(頻度は少ないものの)重篤な合併症を生じる可能性がある。

人工補強材もテレビモニターで確認しながら操作します。

腹腔鏡下手術は、視野が限られたモニターを見ながら、人工補強材を用いて鼠径部の腹壁の補強を行いますので、大事な血管や神経などを傷つけたりしないように、また、手術器具を安全・確実に操作するために高度なテクニックが必要とされています。そして、「全身麻酔や硬膜外麻酔が可能な患者さん」という手術適応の条件もあります。病院では、患者さんの希望や患者さんの身体の状態などから、最も適切な手術法を選択するようにしていますので、手術法の選択に関しては担当医師とご相談ください。

腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術で腹腔内の様子とメッシュの挿入


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