ヘルニア倶楽部   https://www.hernia.jp/   Produced by メディコン

≪ 前のページに戻る     印刷する
ホーム  > 参考資料 > メッシュの安全性、有用性について

参考資料メッシュの安全性、有用性について


ヘルニア修復用メッシュ(ポリプロピレン製)の安全性、有用性について

シート状のヘルニア用メッシュ

材質は非常に広範囲に使用されているポリプロピレンです。1962年に最初にヘルニア治療用としてシート状のメッシュが使用されました。それ以降約50年に渡り長く臨床使用されており、ヘルニア治療を含め胸部、腹部組織の補強、欠損部補填用として外科医の間では特に好んで使用されています。

プラグ法に用いられるメッシュとは

材質はシート形状のメッシュと全く同じであり、ポリプロピレンメッシュの安全性、有用性を同様に備えています。現在のプラグ形状のタイプが1993年にアメリカBard社より、また日本では1995年から使われており、今まで400万個以上が世界中の治療現場に使われています。

安全性

参考文献(1)より感染、拒絶反応に対して初発鼠径ヘルニア3,019例を治療したうち感染件数はわずかに1件であり、感染率は0.03%でした。またメッシュに対する拒絶反応は0件でした。

参考文献(2)感染率の低さを裏付ける証拠として、ヘルニア修復用 メッシュは図のようにモノフィラメント(1本の繊維)で編まれており、繊維間の隙間が広くなっています。これによってひとたびバクテリアが繊維間隙に侵入しても、白血球が十分に入り込めるスペース(>10μm)が確保されています。
参考文献(3)も感染率の低さを裏付ける資料となっています。

ヘルニア修復用メッシュの拡大図

有用性

参考文献(1)に報告されている通り、初発例3,019例中、再発6例、再発率は0.2%でした。

参考文献(4)メッシュプラグの考案者Dr. Rutkow の文献によれば、初発の鼠径部ヘルニア3,904例のうち、再発率は1%以下と報告されています。

参考文献

(1) The Safety of Mesh Repair for Primary Inguinal Hernias: Results of 3,019 Operations From Five Diverse Surgical Sources / A.G.Shulman, P.K..Amid, I.L. Lichtenstein
【The American Surgeon Vol.58 No.4 1992 pp.255-257】

(2) Selecting Synthetic Mesh for the Repair of Groin Hernia / P.K.Amid, I.L.Lichtenstein, A.G. Shulman
【Postgraduate General Surgery 1992: Vol.4,No.2 pp.150-155】

(3) Polypropylen Mesh in 450 Hernia Repairs: Evaluation of Wound Infections / R.E. Martin, Samir Sureih, J.M. Classen
【CONTEMPORARY SURGERY, Vol.20, Febrary,1982】

(4) The PerFix plug repair for groin hernias. Rutkow IM. Surg Clin North Am. 2003 Oct;83(5):1079-98, vi.
Review. Erratum in: Surg Clin North Am. 2003 Dec;83(6):xiii.

メディ助|鼠径ヘルニア,腹壁ヘルニア

このページの一番上へ

≪ 前のページに戻る     印刷する
ヘルニア倶楽部    https://www.hernia.jp/
Copyright © Medicon,Inc. All Rights Reserved.