日帰り手術 :手術の実際
医療法人社団 みやざき外科・ヘルニアクリニック 宮崎恭介先生
聞き手 :フリーアナウンサー 相川紗登士氏
◆手術の実際◆

《相川》患者さんが病院に来られてから、手術までの流れを教えてください。
《宮崎》はい。手術は、午前中に行っています。例えば10時半に来院していただくケースで説明します。手術当日は、朝ごはんを食べないで来ていただきます。
《相川》手術当日に飲み物を飲んでも大丈夫ですか?
《宮崎》 朝8時までは飲んで大丈夫です。コーヒー、お茶、お水など8時まででしたら飲んで構いません。朝ごはんは食べないで下さい。10時半に来ていただいて、11時までの30分間に、傷の化膿を防ぐための点滴をします。これは抗生物質の点滴ですけれども、これを手術前に1回だけ投与します。その後、11時ぐらいになりましたら手術室に向かいます。手術室に入った後、手術をして出てくるまでが約1時間です。この間に麻酔と手術を行います。
それではここで患者様の実際の様子をご覧いただきましょう。手術室に入室後、患部を再確認した後、麻酔と消毒を行います。
《宮崎》麻酔していきますからね。ちょっとチクっとしますよ。ここ、触ってるとこ、ちょっとチクっとします。奥の方を麻酔していきますよ。

《宮崎》これは背中にする場合と、手術する場所に直接する場合と2通りのパターンがあります。これは患者さんによって変えています。
《相川》体質で変えるのですか?
《宮崎》体質によって、患者さんによって違います。
《宮崎》消毒していきます。ちょっと冷たいですよ。
《宮崎》患者さんとお話をしながら手術を行います。
《相川》えっ!?手術の間、会話が出来る訳ですか?
《宮崎》そうです。患者さんは半分寝て、半分起きてる状態です。何も話しかけないと少し寝ているんですけれども、話しかけると起きて会話が出来る状態です。
《宮崎》これは「鎮静」といいますけど、気分を和らげるお薬(心を鎮めるようなお薬)を使って、さらに、局所麻酔とか背中の麻酔で痛みを取って手術するので、手術中に患者さんが呼びかけに応答できるのです。
《宮崎》大丈夫かな?
《患者》はい。大丈夫です
《宮崎》いまね、大体、第1コーナーを回ったところです。今からこのメッシュを入れますよ。
◆メッシュの留置◆

手術開始からおよそ30分経過しました。
メッシュシートを挿入します。
《宮崎》はい。ちょっと咳してみましょう。
ゴホンゴホンッって。
《患者》ゴホゴホッ
《宮崎》もう1回
《患者》ゴホゴホッ
《宮崎》はい。ありがとうございました。
◆縫合◆
《宮崎》縫合は抜糸が不要な溶ける糸を使います。
最後に皮膚用接着剤を使い、手術が終了します。

はいどうも、おつかれさまでしたー

《宮崎》手術室に入って出てくるまでが、ちょうど1時間ぐらいが目安です。手術が終わりましたら、回復室で大体3時間程度休んでいただいて、歩けるようになるか、あるいはおしっこがでて、そして充分食事が取れて、痛みがなければ退院という事になります。
◆回復室にて 患者さんの声◆
《相川》回復室ではどういう状況なのかお聞かせください。
《宮崎》回復室では、特に制限も無く自由です。食事をしていただいてもいいですし、TVを見ていただいてもいいですし、タバコを吸いたい方はタバコを吸うところが近くにありますので、そこまでちょっと歩いて行っていただいて、そこでタバコを吸って一服されてもいいということです。


《患者》今、痛み止めが効いてるんでしょうか。
でも感覚は全部普通にあります?歩いてても大丈夫でしょうか?
《患者》手術するということで、ずっとアルコール止めているんですよ
《宮崎》今日から大丈夫ですよ。
《患者》今日からですかっ!?
《宮崎》晩酌を普通にして頂いて構いません。
《患者》あ、ほんとに・・・いわゆる、まぁ当然の事ですけど、飲みすぎなければいいと
《宮崎》そうです。
《患者》分かりました。ほっとしました。
《ナレーション》一般的には手術後、2~3時間で回復し、退院が可能です。退院後は日常生活を不自由なく行うことができます。退院したその日の夜からシャワーが可能で、2日後には入浴も出来ます。傷の消毒やガーゼ交換などは、一切ありません。
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