家族など周りの人の心得
監修:東京慈恵会医科大学附属第三病院
外科 諏訪勝仁 先生
ご家族が見つけなければいけないそけいヘルニア?

そけいヘルニア(脱腸)は、ほとんどの場合その症状から本人が病気に気づきます。しかし乳幼児では身体に異常があっても、それをお母さんなどに言葉で訴えることができません。乳幼児の場合は、お母さんなど周りの人が赤ちゃんの泣き声や、おむつを替えるとき太ももの付け根(そけい部)に腫れがあるなど、いつもとは違う状態があればそれに気づいてあげることが大切です。また、お年寄りの場合もその仕草などから異常を察知して、病院を受診させることも家族など周りの人の心得といえるでしょう。
患者さんと一緒になってそけいヘルニアと上手に付き合う
そけいヘルニア治療の基本は手術です。手術となると、お子さんはもちろん大人でもどうしても不安になってしまいます。そのようなとき、ご家族の励ましが不安を取り除く大きな力になります。また、気分転換などの配慮も大切でしょう。手術の前には、医師から手術の内容や生活上の注意などの説明が行われます。このようなとき、乳幼児でなくてお年寄りの場合も、ご家族の方が患者さんと一緒に医師の説明を聞き、その注意事項などをご本人と一緒に守っていることも大切になってきます。
そけいヘルニア再発防止にも、ご家族の協力が欠かせません(「そけいヘルニアの再発防止のために」を参考にしてください)。そけいヘルニアの再発防止のためには、生活習慣や生活スタイルを改善する必要があります。これはご本人だけではなく、ご家族の応援も必要です。患者さんとご家族が一緒になって、そけいヘルニアと上手に付き合うようにしましょう。
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