手術後のケアや日常生活について
1.米国では、鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)手術後何日後に患者さまを診察しますか?
回答
1週間後に診察します。
回答
メッシュプラグの開発者であるDr.Rutkow のThe Hernia Center では日帰り手術が行われています。患者さまは術後2~3時間リカバリールームで過ごした後、帰宅します。階段の上り下り、散歩、10kg位までの荷物の運搬などは手術当日から許可されています。患者さまに手術翌日に病院に電話をしてもらい、医師は異常の有無を確認を行い、術後1週間目の外来予約をしてもらいます。以降の外来は年1回程度です。ジョギングやテニス、ゴルフなどのスポーツは2~3週間は控えるよう、患者さまに説明します。
2.米国では殆どの鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)が日帰り手術で行われていると聞いていますが、その理由は何ですか?
回答
成人鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)の80%以上が日帰り手術で行われています。入院するのと比較して、治療費の負担が少ないことが最大の理由です。
回答
当院では、1998年より350例近くの日帰り(1泊2日)手術を経験しています。4泊5日との患者さまの選択性としていますが、その比率はほぼ半々です。ヘルニア患う患者さまのほとんどが、healthy patient であり、日帰りを求める患者さまが増加しています。
(市立四日市病院 外科 蜂須賀丈博先生)
回答
Day surgery(日帰り手術) はそもそも患者さまの入院経費削減のニーズから1975 年に米国ではじまりました。これが1983年にメディケアの入院部門にDRG/PPSが導入されたことによって、患者さまのニーズと病院側の経営方針が一致することとなり急速な拡大をみせました。とくに米国における一般外科手術症例のうちで症例数が最も多い鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)手術は、その8割以上がDay surgery で行われています。Day surgery先進国である米国では患者さまの早期帰宅、早期社会復帰は病院にとって死活問題であり、それだけにより低侵襲で術後の疼痛が少なく、かつ再発率の低い術式が選択されるわけです。ちなみに、2000年には全米で77万件のヘルニア手術が施行されていますが、メッシュ(人工補強材)を用いた手術は70%以上を占めています。
(東京慈恵会医科大学 外科 三澤健之先生)
3.シャワー開始の時期はいつ頃ですか?
回答
術後24時間以降で許可します。
回答
術後の創部の処置にもよりますが、われわれは最小限の透明フィルムドレッシングを貼り付けて当日からシャワー可としています。
(東京慈恵会医科大学 外科 三澤健之先生)
4.仕事復帰の時期はいつ頃ですか?
回答
(1)デスクワークの場合
本人の判断で復帰を許可します。
(2)力仕事の場合
術後2~3週間で復帰を許可します。
関連する記事

